和好き?
2010年09月26日 (日) | 編集
art navigation vol.26


インテリアの本などで、
よく「和モダン」と言われるコーディネートが掲載されていますね。

シンプルで直線的な家具と球体の灯りなどが、
茶をメインとした色合いでまとめられています。

落ち着いた雰囲気ながら、現代的なデザインが随所に見られ、
とても素敵な空間となってます。



現代アートでも、そんな空気感をまとった作品があります。


和モダンの作品は、やはり日本人の遺伝子のせいか、
すぅ-っと気持ちの中に収まりますね。


作品のどこか、あるいは全てに「和」の要素が、
作家の表現として現れていることがポイントです。


大切なのは作品の醸し出す「和」の空気感であり、
何が描かれているのか、どんな方法で表現されているのかは
あまり関係ないと思います。


和モダン作品は不思議なもので、
コンクリート打ちっぱなしの壁や北欧家具などにもよく似合います。


少し極端に言うと「和」のデザインには古い新しいがありません。
日本のデザイン性は希有なアートだと思います。


「和」は、器が大きいってことでしょうかねぇ…(ウフフ)


そういえば1997年、
門外不出の百済観音像が初めてルーブル美術館で展示された時、
「日本の観音はルーブルを寺院に変えた!」と
フランスの人々に絶賛されました。

余談になりましたが、ちょっとエッヘンな気分です(笑)



現代アートの「和」作品も
日本人独特の情緒があり、おつなものです。

和モダンの源流とも言える琳派のエッセンスを感じる作品。


インテリアだけではなく、
アートの「和」も好きになって頂けたら嬉しいです。



今回のお話の作品一例
(作家名) kokin
img374_convert_20100924175035.jpg

img375_convert_20100927130424.jpg

img377_convert_20100927130611.jpg

img376_convert_20100927130519.jpg
Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
コメント :
パスワード :
秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
Copyright © artworks SALA. All Rights Reserved.
Powered by . / Template by sukechan. / Customize by Office [ti:].