小さな風景物語
2010年09月27日 (月) | 編集
なんでもない街の小さな物語…


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今日も決まった時間になると、

いつものおじいさんが

小さな愛犬と散歩途中にひと休みしていくだろう。

おじいさんは犬に何か話してるみたいだ。




ランチを終えた彼女は趣味のフルートを練習する。

風がそよそよと、音を何処かへ届けていく。

そしてまた彼女はオフィスへ戻っていった。



ベンチは今日も誰かを待っている。






img353.jpg


この街に住む彼は、ここの通りが大好きだ。

モノトーンにデザイン設計された建物に合わせて、

愛車のワーゲンはホワイトを選んだ。




もうすぐ、花売りが通る時間だ。

たくさんの彩りを乗せた花売りが向こう側からゆっくりと来る。

それを眺めるのが彼女のお気に入りだった。

彼女は明日、街を出ていく。



通りはまた、誰かを迎える。
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