ポロリ、ギリシャ彫刻
2010年09月25日 (土) | 編集
art navigation vol.25


写真を整理していて、ポロリと出で来たんですが、
うっとりする美しさなので、
皆さんにも見て頂こうと取り上げました。



大英博物館で撮影された、ギリシャ彫刻です。(撮影可エリア)

撮影者は彫刻家。
さすがに手の影まで美しいですね。


古代ギリシャ文明といえば、
約2400年前に完成した一つの美の頂点、
パルテノン神殿を思い起こす方も多いかもしれません。


パルテノン彫刻は、神々を刻み込んではいますが、
初めて「人間そのものの姿」で表されました。


アテナという女神の神殿でしたが、
タブーを侵して市民も刻まれていて、
民主主義の思想を映し出しています。



皆さんもよくご存知の「ルネサンス」は、
このギリシャ文明を手本としています。

「神」より「人間」こそが大切だし、美しい、ということですね。


古代ギリシャ文明は後の西洋文明の基礎となりました。



「普遍的な美」は、
いつも「アート」とは何なのかを考えるよう諭してくれます。


このブログでもアジアの古美術品をご紹介していますが、
「いにしえの美」を観て、
先人達が美を追求してきた時間に想いを馳せるのも、
「今のアート(現代アート)」を知るヒントがあるかもしれません。




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