2010年08月25日 (水) | 編集
18世紀後半、四国香川県では初めての
中国三彩を模した色彩での焼物が生まれました。
それは、平賀源内が長崎で科学的技術を学び、
柚薬を研究し、職人に教えて出来た綺麗な色の三彩でした。
画像はそんな「源内焼唐花文皿」で、型押の径14cmのお皿。

面白いのは、当時、『中国もの』として、売っていた事です。
その方が高く売れたから。
いつの時代も、憧れの作品は模写することから始まりますが、
『中国もの』で売ってしまうとは、自由奔放で、現在の中国とは完璧に逆転していますね(笑)
さて、この皿の最大の面白さは、「だまし絵」になっていること。
唐花文皿をひっくり返すと……

何に見えます?
「髑髏(ドクロ)文」です。
ちょっとムリがある気もしますが、
ちゃんと研究者間でも公表されています。
なんだか、タイムボカンを思い出します(笑)
この頃「だまし絵」は浮世絵などでもたくさんあり、流行しました。
優秀な中国芸術を追求する『アート心』と、だまし絵の『遊び心』が一つになった、洒落の効いた200年前のアートです。
中国三彩を模した色彩での焼物が生まれました。
それは、平賀源内が長崎で科学的技術を学び、
柚薬を研究し、職人に教えて出来た綺麗な色の三彩でした。
画像はそんな「源内焼唐花文皿」で、型押の径14cmのお皿。

面白いのは、当時、『中国もの』として、売っていた事です。
その方が高く売れたから。
いつの時代も、憧れの作品は模写することから始まりますが、
『中国もの』で売ってしまうとは、自由奔放で、現在の中国とは完璧に逆転していますね(笑)
さて、この皿の最大の面白さは、「だまし絵」になっていること。
唐花文皿をひっくり返すと……

何に見えます?
「髑髏(ドクロ)文」です。
ちょっとムリがある気もしますが、
ちゃんと研究者間でも公表されています。
なんだか、タイムボカンを思い出します(笑)
この頃「だまし絵」は浮世絵などでもたくさんあり、流行しました。
優秀な中国芸術を追求する『アート心』と、だまし絵の『遊び心』が一つになった、洒落の効いた200年前のアートです。