墨流蝶
2010年08月30日 (月) | 編集
art navigation vol.8


墨流蝶…
すみながし蝶。
なんとも風流な名前の蝶です。

昆虫類タテハチョウ科の蝶で、
本州から朝鮮半島、中国、インドに分布。

羽は黒で青緑色の光沢を帯び、外縁に白いジグザグ紋があるそうな。

名前の「墨流」とは、水面に墨汁を浮かべ、静かにそっと吹いて波形模様を作り、
上から紙をあてて写し取る技法で、その模様が羽の紋に似ているとの事。


そう、
何故か「墨絵」は静かにそっと息を吹きかけるイメージがあります。

そして、水をたっぷり取り込んでいるからか、
湖の水面が微かに揺れるイメージもある。


筆捌きが際立ち、黒々として、激しく、
生命力のある「書」や「墨絵」も魅力的ですが、
静かに深呼吸を促してくれるような
水と空気を感じさせる作品も、素敵です。


現代では、文字や山水だけではなく、
色々な自由なイメージの「墨絵・水墨画」があります。



墨流蝶が、ひらひらと窓から飛んで来て、
そっと舞い降りてくれたら、
儚くて美しいアートになることでしょうね…。



今回のお話の作品一例
(作家名)宗由美子
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