まるいドローイング
2011年04月11日 (月) | 編集
art navigation vol.86



ドローイングは、作家の作品となりがよく分かっておもしろい。



彼女のドローイングは、
線描ではなくほとんどが面中心で描かれている。

タブローを見ると頷ける表現だ。




女性的な丸いフォルムが愛らしい。


瑞々しい実の表面の内に
何とか生命力をこめようとする、
作家の真摯な想いを感じる。




彼女の作品を観るだびに勾玉を連想する。


現実に出産するしないとは別次元で、
子宮を持つ性であることを肯定的に感じるのだ。




「まる」という形は完成されたチカラを持っている。

命を育む原始的な形でもある。


タブローは、
そんな偉大な形に挑んでいるような作品だ。


ドローイングは、その始まり。



次の作品が待ち遠しい。




下記の記事にてタブロー作品をご覧いただけます。
カテゴリ(アートナビゲーション)
「ぼんやりした光」
「花よ」
「アート鑑賞デジャヴ」
「カラダの眼で観る」




ドローイング

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今回のお話の作品
(作家名)野村嘉代
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