2010年10月17日 (日) | 編集
art navigation vol.38
彫刻作品は、黒々としていて重たい印象があり敬遠してしまうお話を何度も聞いたことがあります。
実際は黒っぽい石やブロンズの彫刻でも軽やかな印象の作品は沢山あるのですが、きっと美術館で見たどっしりたっぷりドカンとした作品か、台座を含め見上げるような女性像を思い浮かべてしまうのだと思います。
ただやはり、黒っぽい彫刻より明るいイメージの立体作品をお望みの場合は、白い大理石の作品はいかがでしょうか。
前に色に重さを感じるお話をしましたが、白は一番軽やかな色です。
大理石は実際は重いですが、白であることで軽やかな印象になります。
また、白といっても完璧な真っ白ではなく、微粒子のように極薄のグレーやベージュの色が含まれていて、その事が全体を優しく柔らかい印象に役立っています。
不思議に温かい感じがするのも、形のデザインの為だけではなさそうですね。
もちろん形やデザイン、いわゆるフォルムは最も大切です。
曲線を自由に描いたかのごとく、心地よいライン。
ふわりと浮いて飛んで行きそうな軽やかさ。
まるでナウシカのメーベェのような…


今回のお話の作品一例
(作家名)浅香広能
彫刻作品は、黒々としていて重たい印象があり敬遠してしまうお話を何度も聞いたことがあります。
実際は黒っぽい石やブロンズの彫刻でも軽やかな印象の作品は沢山あるのですが、きっと美術館で見たどっしりたっぷりドカンとした作品か、台座を含め見上げるような女性像を思い浮かべてしまうのだと思います。
ただやはり、黒っぽい彫刻より明るいイメージの立体作品をお望みの場合は、白い大理石の作品はいかがでしょうか。
前に色に重さを感じるお話をしましたが、白は一番軽やかな色です。
大理石は実際は重いですが、白であることで軽やかな印象になります。
また、白といっても完璧な真っ白ではなく、微粒子のように極薄のグレーやベージュの色が含まれていて、その事が全体を優しく柔らかい印象に役立っています。
不思議に温かい感じがするのも、形のデザインの為だけではなさそうですね。
もちろん形やデザイン、いわゆるフォルムは最も大切です。
曲線を自由に描いたかのごとく、心地よいライン。
ふわりと浮いて飛んで行きそうな軽やかさ。
まるでナウシカのメーベェのような…


今回のお話の作品一例
(作家名)浅香広能