鶴の時間
2012年05月07日 (月) | 編集
鶴は、その姿の美しさと長寿の縁起物として
古美術品でも大活躍してきた。

千羽鶴として祈りを白い羽に集め、
物語の中では女の姿で恩を返そうとする。



同じ鶴を翼に載せた飛行機なぞない時代では
空は鳥たちの世界。

悠々と天を舞う鶴を
人はうっとりと眺めていた事だろう。


美しいモノを写しとりたい欲求は人間の業。

という訳で、数知れない鶴のモノは残った。


とても長い時間を私達と共にいてくれている。




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金製鶴前金具
幕末頃
幅3.5cm
自立斎銘
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