2011年11月28日 (月) | 編集

日本人は「見立て」が得意だ。
何かに見立てて何かを表現する。
これは、芸術の最初の第一歩に近いのではないだろうか。
洞窟の中で壁面を前に、凸凹を観察し、ちょうどいい具合の
盛り上がりを利用して、獲物動物の体を描いたみたいに。
そんなルーツを経て、偶然出来た現象も見逃さないのが、
日本人のエライ遺伝子だ(笑)
壺や茶碗などに偶然出来た「景色」を
山や空なんかに例えて銘を付け、楽しむのも十八番だ。
その感性には、失敗も成功もなく、あるがままを受け入れる、
おおらかさがある。
写真の猪口も、その一つ。
伊万里の蕎麦猪口の製作過程で
染付呉須が月と虫のように付着して出来たもの。
江戸中期
直径7.3cm
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2011年11月25日 (金) | 編集
『アートナビゲーション』でも何度かご紹介してきた
東亭順。
作品に対する空間アプローチがいつも絶妙。
作品展示されたホワイトキューブには、頬をなでる微風が
感じられます。
展覧会のお知らせですが、「お近くの方は…」と言いづらい、
スイスのバーゼル。(笑)
遠く離れた地で活動しています。
日本のDNAと作家ならではのユニークさを発揮して、
活躍を期待しております。
展覧会 : 5 / GO
会場 : Bollag Projektraum, G?rtnerstrasse 50, Basel
会期 : 11月24 - 12月2日 16:00 - 19:30
参加作家 : Remo Hobi, Hildegard Spielhofer, Tina Z’Rotz, 東亭順
---------------
Sehr gerne m?chte ich EUCH einladen zur Er?ffnung der Ausstellung
5 / GO
mit Jun Azumatei, Remo Hobi, Hildegard Spielhofer, Tina Z’Rotz
am 19. November 2011, 18 - 21 Uhr,
im Bollag Projektraum, G?rtnerstrasse 50, Basel
***
24. November - 2. Dezember 2011
?ffnungszeiten: Donnerstag, Freitag und Samstag, 16 - 19:30 Uhr
oder nach Vereinbarung 079 651 83 45
***
Spezial 1
Filmvorf?hrungen am 24. und 25. November und 1. und 2. Dezember jeweils um 19:30 Uhr.
Jeder K?nstler hat einen japanischen Film ausgew?hlt, den wir als Surprise zeigen.
Spezial 2
Zur Ausstellung erscheint eine Publikation mit einem Text von Christiane Rekarde, Berlin
und Bildbeitr?gen der beteiligten K?nstler/innen Jun Azumatei (JP), Remo Hobi (CH), Hildegard Spielhofer (CH) und Tina Z’Rotz (CH).
Grafische Gestaltung Nao Azumatei.
東亭順。
作品に対する空間アプローチがいつも絶妙。
作品展示されたホワイトキューブには、頬をなでる微風が
感じられます。
展覧会のお知らせですが、「お近くの方は…」と言いづらい、
スイスのバーゼル。(笑)
遠く離れた地で活動しています。
日本のDNAと作家ならではのユニークさを発揮して、
活躍を期待しております。
展覧会 : 5 / GO
会場 : Bollag Projektraum, G?rtnerstrasse 50, Basel
会期 : 11月24 - 12月2日 16:00 - 19:30
参加作家 : Remo Hobi, Hildegard Spielhofer, Tina Z’Rotz, 東亭順
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Sehr gerne m?chte ich EUCH einladen zur Er?ffnung der Ausstellung
5 / GO
mit Jun Azumatei, Remo Hobi, Hildegard Spielhofer, Tina Z’Rotz
am 19. November 2011, 18 - 21 Uhr,
im Bollag Projektraum, G?rtnerstrasse 50, Basel
***
24. November - 2. Dezember 2011
?ffnungszeiten: Donnerstag, Freitag und Samstag, 16 - 19:30 Uhr
oder nach Vereinbarung 079 651 83 45
***
Spezial 1
Filmvorf?hrungen am 24. und 25. November und 1. und 2. Dezember jeweils um 19:30 Uhr.
Jeder K?nstler hat einen japanischen Film ausgew?hlt, den wir als Surprise zeigen.
Spezial 2
Zur Ausstellung erscheint eine Publikation mit einem Text von Christiane Rekarde, Berlin
und Bildbeitr?gen der beteiligten K?nstler/innen Jun Azumatei (JP), Remo Hobi (CH), Hildegard Spielhofer (CH) und Tina Z’Rotz (CH).
Grafische Gestaltung Nao Azumatei.
2011年11月11日 (金) | 編集
ずいぶん前に一目惚れして以来、
見守り応援している才木寛之。
独特の世界観を持ち、
拘りとユーモアが交差する引力抜群の作品。
「革」という素材で、不思議な静物を表現してきたが、
今回ご紹介する展覧会では「風景」を表す。
生理的感覚を刺激し続け、才木ならではの触覚的作品。
ぜひご高覧くださいませ。
才木寛之展
「LANDSCAPE」
11月3日(木)~11月21日(月)
12:00-20:00 最終日17:00まで
火・水休廊
GLAN FABRIQUE
茨木市駅前1ー8ー28 1f
072ー621ー6953

見守り応援している才木寛之。
独特の世界観を持ち、
拘りとユーモアが交差する引力抜群の作品。
「革」という素材で、不思議な静物を表現してきたが、
今回ご紹介する展覧会では「風景」を表す。
生理的感覚を刺激し続け、才木ならではの触覚的作品。
ぜひご高覧くださいませ。
才木寛之展
「LANDSCAPE」
11月3日(木)~11月21日(月)
12:00-20:00 最終日17:00まで
火・水休廊
GLAN FABRIQUE
茨木市駅前1ー8ー28 1f
072ー621ー6953

2011年11月07日 (月) | 編集
もしあなたが、恋をしているなら、
待ちこがれ、せつない想いをどうすることも出来ずに
戸惑う兎のように見えるだろう。
もしあなたが、酷い言葉を思いもよらず吐いてしまい
修復出来ずにいる家族がいるなら
故郷を想う兎に見えるかもしれない。
もしあなたが、たった一人でも本当の友がいて、
その友が孤独な戦いに疲れていて、何もしてあげれないなら
月に願う兎に見えるだろう。
まれに「作品」として観る前に、
作品世界に引き込まれてしまうことがある。
小難しい言葉で考え始める間もなく、魅了される。
その瞬間、作品と自分の濃密な世界に入り込み、
「ワタシのモノ」となる。
彼の作品は殆どの場合、
ただそこに動物の形が静かに表されているだけなのに
作品から放たれる純度の高い「想い」を感じて、
胸が詰まりそうになる。
その後決まって解放された気分にしてくれる。
……アートって、自由だ。


作家 配島伸彦 (配には草冠が付きます)
待ちこがれ、せつない想いをどうすることも出来ずに
戸惑う兎のように見えるだろう。
もしあなたが、酷い言葉を思いもよらず吐いてしまい
修復出来ずにいる家族がいるなら
故郷を想う兎に見えるかもしれない。
もしあなたが、たった一人でも本当の友がいて、
その友が孤独な戦いに疲れていて、何もしてあげれないなら
月に願う兎に見えるだろう。
まれに「作品」として観る前に、
作品世界に引き込まれてしまうことがある。
小難しい言葉で考え始める間もなく、魅了される。
その瞬間、作品と自分の濃密な世界に入り込み、
「ワタシのモノ」となる。
彼の作品は殆どの場合、
ただそこに動物の形が静かに表されているだけなのに
作品から放たれる純度の高い「想い」を感じて、
胸が詰まりそうになる。
その後決まって解放された気分にしてくれる。
……アートって、自由だ。


作家 配島伸彦 (配には草冠が付きます)
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