妖しい光に立つ男
2011年06月30日 (木) | 編集
art navigation vol.96




「妖しい光に立つ男」は、作家本人です(笑)


残念ながら6月18日で終了しておりますが、
東京のギャラリー現での展示風景です。



クラッシックの名曲の楽譜から、
不思議と心地よいイメージを紡ぎだす作品で知られる
岩澤有徑。


最近は電気による光を採用して、制作しているようです。

絵画、映像、電飾とメディアは様々ですが、
いつもながらの作品の完成度の高さには定評があります。




今回の作品は、宇宙的な妄想を呼び起こす、
妖しくも美しい作品。

作家本人もエイリアンに見えますね(笑)


作家によってコントロールされた光のイメージは、
無菌的で、何かの暗号や信号にも思えます。


白色の為、感情的なメッセージを想定出来ず、
ただ見入ってしまう…。


美しすぎる、電気の抽象絵画です。



ちなみに作家は近日に、もう次の展覧会でハンガリーにUFO、、いや飛行機で向かうそうです。




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今回のお話の作品
(作家名)岩澤有徑
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人間椅子
2011年06月06日 (月) | 編集
art navigation vol.95





「人間椅子」…
江戸川乱歩ではありません(笑)



美しい白色の大理石で制作された作品です。
人間椅子と題しましたが、座れる程大きくはない。



膝を少し折り、人が座っているように見えます。

そう見えるだけで、五体があるわけではないのですが。

しかし、おしりの辺りがドテチンとしていて愛嬌がある。




曲線に温かみがあり、
生活圏内で毎日視野に入っても
安心させてくれるフォルムを持っています。

白色なので、重さを感じることなく、
明るいスポット作品となるでしょう。


最初に持つ立体には、ぴったりの作品だと思います。




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今回のお話の作品
(作家名)浅香弘能
さぁ、一度眼を閉じて。
2011年06月02日 (木) | 編集
art navigation vol.94



「抽象画は苦手だ」という声をよく聞きます。

理由は「だって分からん!」とのお言葉(笑)


皆さんもそうでしょうか?



「だって分からん」は、正解です。


何を表現しているかは、
本当の意味で、描いた作家のみが知っています。

本人さえ分かっていない場合だってあります(笑)




心象風景なのか、
沸き上がる感情なのか、
幾何学的感覚なのか……

ってな小難しい疑問を無意識の宇宙に投げ掛けるより、
感じることに集中した方が楽しいでしょう。



理解しようとするより、感じること。


知識や情報は必要ありません。



ただ作品を前にして、
自分の内に何が起こるかを静かに感じればいいのです。



気分がほぐれたり、甘い記憶が戻ってきたり、
懐かしく思えたりするかもしれません。


もしもそれが、負の感覚でもご心配には及びません。


何故か不安になったり、
気持ちがザワザワしたり、
痛みの絵に見えたりしても大丈夫。

その作品がそう感じさせるチカラを持った作品なんです。

心地よく美しい作品だけではないのが、
現代アートの要素の一つです。




先にサーッと撫でるように全体を鑑賞して、
一旦眼を閉じ、鼻で深呼吸…。

その後、ゆっくりじっくり見ていくのがいいと思います。



さぁ、あなたの中で、どんな波が立つでしょう。

どんな風が吹くでしょう…。




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今回のお話の作品
(作家名)林嘉一
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