2010年11月16日 (火) | 編集
art navigation vol.58
まるで古代の物語の世界。
妖精が飛びかう、時代のあるファンタジー…
日本的要素は見える範囲では見つかりません。
白という純潔色のせいか、感情的表現も見当たらない。
全ては静止しています。
音も聞こえない。
見て、忘れられず、
思い出しては考えて、また見返して…と繰り返していると、
目の前の白い形の奥には非常にプライベートではあるけれど
普遍的な意識の塊が在ることに気が付きます。
人間共通の空想生物?
あるいは、太古のある日に出逢っていた生き物か…。
無意識の記憶の箱にだけ棲息している住人達?
あなたの眼にはどんな風に映りますか?
これらの作品は
人間共通の何らかの感情意識を生物化させたように見えます。
もしかして「人間共通」というより「女共通」かな……
展示された作品達は作家の思惑から離れ、
呪術にかかり、永遠に固まってしまったよう…。
メルヘンだけど少し怖い詩の欠片を綴じ込めた展示空間。
一足踏み込むと、
もう日常的な感覚は何処かに飛んでいってしまいます。
視覚的でありながら、内面性体験型でもある素晴らしい作品です。



今回のお話の作品
(作家名)河野ふみ
まるで古代の物語の世界。
妖精が飛びかう、時代のあるファンタジー…
日本的要素は見える範囲では見つかりません。
白という純潔色のせいか、感情的表現も見当たらない。
全ては静止しています。
音も聞こえない。
見て、忘れられず、
思い出しては考えて、また見返して…と繰り返していると、
目の前の白い形の奥には非常にプライベートではあるけれど
普遍的な意識の塊が在ることに気が付きます。
人間共通の空想生物?
あるいは、太古のある日に出逢っていた生き物か…。
無意識の記憶の箱にだけ棲息している住人達?
あなたの眼にはどんな風に映りますか?
これらの作品は
人間共通の何らかの感情意識を生物化させたように見えます。
もしかして「人間共通」というより「女共通」かな……
展示された作品達は作家の思惑から離れ、
呪術にかかり、永遠に固まってしまったよう…。
メルヘンだけど少し怖い詩の欠片を綴じ込めた展示空間。
一足踏み込むと、
もう日常的な感覚は何処かに飛んでいってしまいます。
視覚的でありながら、内面性体験型でもある素晴らしい作品です。



今回のお話の作品
(作家名)河野ふみ
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