笑うフラミンゴ
2010年11月09日 (火) | 編集
art navigation vol.55


この作家の動物作品の多くは多少の擬人化のせいか、
喋れるように見える。


こちらに向かって何か言いたげに佇んでいたり、
画面の中でひそひそ話をしていたり、
独り言をブツブツ言いながら考え込んだりしているのです。



今回の作品のフラミンゴも、
二羽がさっきまで人間の悪口を話していて、
視線を感じてふいに口をつぐみ、素知らぬ顔をし、
次の瞬間笑いだしそうに見えませんか(笑)



これは、作家が対象となる動物を真摯に観察し、
尚且つ遊び心を持つ態度で、肖像画を描くが如く
制作したからだと思います。


優れた肖像画は性格まで表現していますが、
この作家も近いものがあるのです。



面白いのは動物達の性質に合わせて、
少数民族風のアクセサリーが付けられていたり、
衣装を着ていたりしていること。


今回のフラミンゴも小花模様の何かを着ているみたい…。



人間の目が逸れた次の瞬間、プッと二羽で笑いだし、
お喋りを再開しそうなフラミンゴ。



きっと雌でしょう(笑)



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今回のお話の作品
(作家名)橋本泰枝
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