トイレのカエル様
2011年07月21日 (木) | 編集
art navigation vol.100



トイレにはぁ…それはぁ
それは小さな
カエル様が いるんやで…

ほら!


ということで、トイレのカエルです(笑)



同じカエルでありながら、違う城を築き上げ争っていますね。

やれやれ。
どこもかしこも、ですね。




この作家が選ぶモチーフは身近なモノ。


主人公は、カエルとブタが出番が多い。

ロケーションは、料理の中や今回のトイレ、卵の殼など
考えれば不思議な空間ばかりだ。



独特の世界観を持って、あの手この手で制作し、
愉しませてくれる。



いつも、細い線で小さな世界を描いていて目を見張りますが、
この作家の素晴らしさは色彩にある。


全体のベールがかったような極薄色があり、
その向こうにリアルカラーの物語世界が在る。



その色彩による空気感の効果で、
時間を超えて旅人になれる。


もしかしたら、かつての太古の自分はあちらの世界に
居たのではないだろうか…



トイレの中で、お掃除してから想像してみよう(笑)




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今回のお話の作品
作家名(岩澤慶典)
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オトナ可愛い
2011年07月19日 (火) | 編集

art navigation vol.99




キュートなデザインですが、甘過ぎないよう抑制もしてある。

今時の言い方をすると、オトナ可愛いってことだろうか(笑)





このアーティストは、チカラのコントロールが上手い。


キュートな可愛さ

淡い郷愁

遠い記憶の欠片

ユニークなキャラクター

馴染みのある色彩

風通しの良い構図


これらの特徴的な要素を、片寄りなく散りばめる。




いつも観る側の視点だ。
イラストレーターの最重要点の一つ。



実は意外と少ない、飽きることなく楽しめる作品だ。





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今回の作品
作家名(高山正宣)
オオカミの長老
2011年07月11日 (月) | 編集
art navigation vol.98





これは、オオカミだ。


板に主としてインクで描かれている。



少数民族のような、独特の飾りで顔を装飾したオオカミ。


高さ30cm程の小さな作品だが、存在感がある。



黒と銀という、強い色彩。

緻密な線描。

装飾したオオカミというオリジナルなキャラクター性。

有利に働く小さいサイズ。


作品の要素がバランス良く相乗効果を発揮されている。





良く観ると、ちょっと情けなさそうな表情をしており、
身体も老いているようだ。

狩りをリタイアした、群の長老だろうか。


動物をメインに描く作家だが、
擬人化したり、舞台かの如く配置させたり、と
ユニークな視点で楽しませてくれる。





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タンポポそのもの
2011年07月07日 (木) | 編集
art navigation vol.97




101. Link→flower



少し拙い感性の花。

でも、それが魅力的だ。

美し過ぎたり、色気があり過ぎたりするより、
よっぽど「花」だ。



想像だが、短時間に、考え過ぎずに描いた気がする(笑)


青臭さの残る感性の為せる技だ。
もちろんほめております、はい。



偶然に道端で出会ったタンポポは、
いつも私達を和ませてくれる。

アスファルトの隙間から花が咲いていたりして
可愛いだけじゃなく、とってもたくましい。

綿毛の種姿も、ひょうきんだし、素敵だ。


愛らしく無鉄砲で前向き。



つまり、この作品はタンポポそのものを描いている。



102. Link→flower

今回のお話の作品
(作家名)近藤浩平
妖しい光に立つ男
2011年06月30日 (木) | 編集
art navigation vol.96




「妖しい光に立つ男」は、作家本人です(笑)


残念ながら6月18日で終了しておりますが、
東京のギャラリー現での展示風景です。



クラッシックの名曲の楽譜から、
不思議と心地よいイメージを紡ぎだす作品で知られる
岩澤有徑。


最近は電気による光を採用して、制作しているようです。

絵画、映像、電飾とメディアは様々ですが、
いつもながらの作品の完成度の高さには定評があります。




今回の作品は、宇宙的な妄想を呼び起こす、
妖しくも美しい作品。

作家本人もエイリアンに見えますね(笑)


作家によってコントロールされた光のイメージは、
無菌的で、何かの暗号や信号にも思えます。


白色の為、感情的なメッセージを想定出来ず、
ただ見入ってしまう…。


美しすぎる、電気の抽象絵画です。



ちなみに作家は近日に、もう次の展覧会でハンガリーにUFO、、いや飛行機で向かうそうです。




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今回のお話の作品
(作家名)岩澤有徑
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