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鶴の時間
2012年05月07日 (月) | 編集
鶴は、その姿の美しさと長寿の縁起物として
古美術品でも大活躍してきた。

千羽鶴として祈りを白い羽に集め、
物語の中では女の姿で恩を返そうとする。



同じ鶴を翼に載せた飛行機なぞない時代では
空は鳥たちの世界。

悠々と天を舞う鶴を
人はうっとりと眺めていた事だろう。


美しいモノを写しとりたい欲求は人間の業。

という訳で、数知れない鶴のモノは残った。


とても長い時間を私達と共にいてくれている。




NEC_0132-1.jpg



金製鶴前金具
幕末頃
幅3.5cm
自立斎銘
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蟹亀合戦
2012年01月24日 (火) | 編集
カメとカニだ…。

ふっ、ふふ…(笑)
片仮名にすると、情けない感じになるなぁ。



亀も蟹も、古美術品では主要キャラクターメンバーだ。


亀は縁起物として不動の人気者で、
鶴とのコラボもお手のものだ。

蟹はその形の異形味と動きの愛らしさで、
夏のアイドルだ。ライバルは金魚か。


今の都会では分からないが、
誰もが子供の頃にはヘコヘコ歩くカメや、
チロチロ動くカニに見入ったはずだ。

人生の折り返し地点を過ぎると、
子供時代にいじくった昆虫や草花なぞに
胸がキュンキュンと痛むようになる…。




竹根蓑亀

全長 17cm
江戸期
鐵心銘
床飾りとして使われたもの



名工の蟹

海野勝民 作(民は王へん有り)
帝室技芸員(現在の人間国宝よりもっと上の人)
素銅蟹帯留
幅 4.5cm
明治時代






NEC_0144.jpg

NEC_0152.jpg
ドクロ=デザイン=髑髏
2011年12月10日 (土) | 編集





もしかしたら
ミッキーマウスに負けないくらいにデザインされ、
世界中でマーク化されているかもしれない。



海賊旗や毒物扱、死神など
ダーティなイメージがつきまとうマークだが、
洋の東西問わずにあるもので、
必ずしも縁起の悪いものではない。

「死」が身近なものであった時代、
今よりもずっと親近感を持てるデザインだっただろう。

現在でもファッション界を中心に定着している。


写真は、白磁のものだ。
やっぱり平面化デザインとは違って、
迫り来るチカラがある。


リアルを目指した立体の存在感は、
まさに「ドクロ」ではなく「 髑髏 」だ。





白磁髑髏
高さ13cm
奥行19cm
明治時代


ニッポンの十八番
2011年11月28日 (月) | 編集


日本人は「見立て」が得意だ。

何かに見立てて何かを表現する。
これは、芸術の最初の第一歩に近いのではないだろうか。

洞窟の中で壁面を前に、凸凹を観察し、ちょうどいい具合の
盛り上がりを利用して、獲物動物の体を描いたみたいに。


そんなルーツを経て、偶然出来た現象も見逃さないのが、
日本人のエライ遺伝子だ(笑)

壺や茶碗などに偶然出来た「景色」を
山や空なんかに例えて銘を付け、楽しむのも十八番だ。

その感性には、失敗も成功もなく、あるがままを受け入れる、
おおらかさがある。



写真の猪口も、その一つ。

伊万里の蕎麦猪口の製作過程で
染付呉須が月と虫のように付着して出来たもの。




江戸中期
直径7.3cm
ちょろけんが通る
2011年10月28日 (金) | 編集

ちょろけん人形




ちょろけんとは江戸時代後期に京阪地方を中心に 流行した大道芸。
数人一組で割竹やささらを持って独特の仮装で町を練り歩き、
ご祝儀を集めた。



こういう土地に根付いた、
美の意味を持たないモノの力は圧倒的だ。


小さい頃に祭や行事儀式で見た、
奇々怪々な大人達の演出は、
その土地を去り、あまりにも時間が過ぎた或る日、
突然に記憶の小箱から飛び出して来て、
私達を驚かせる。

そして、泣かせる。



高さ11cm
京都の與四郎という人が
大正甲子(13年)製作
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